3章「謝罪」
翌日
部署には鈴本、佐々木、加藤がいた。
「鈴本さん、ちょっとこっちに来て!ほら、ダッシュ!」
普段、呼び出したりしない佐々木があかりを呼ぶ。しかもダッシュなんて、何か怒るような事をしてしまったかと不安になりながら、佐々木に駆け寄るあかり。
「先日のもりもりはんと商事様との契約なんだけど、この書類まとめたのって鈴本さんだよね?」
と机の上の書類を指さし確認してくる佐々木。
確かにもりもりはんと商事様の契約書類は私がまとめた物だけど。
「こことここのさ、数字。逆になってるのわかる?しかもこれだけじゃなくて先方の名前まで間違ってるんだけど。むこうカンカンだよ、しっかり確認したの?」
と書類を見せてくる佐々木。
確かに、書類を見ると数字が逆になっている。しかも名前もりもりばんと商事様に。
そんな、確かに確認したはずなのに。
「はぁ、やっぱり鈴本さんが間違えたのか。このもりもりはんと商事様はウチと長い付き合いなのはわかってるよね?契約取り消しになんてなったら取返しつかないよ?」
と、責められるあかり。
学生の時は説教される事はあったといえ、社会人になってからは順調に仕事をこなしてきたあかりは、久しぶりに人から説教をされて、目頭が熱くなる。
それでも、懸命に声をだして、
「も、申し訳ありません!すぐにもりもりはんと商事様に謝りに行ってきます!」
というが、その時、佐々木の机の電話がなる。
「はい、佐々木です。はい、はい、そうです。申し訳ありません。うちの鈴本がやはりミスしていたようで、はい。はい。」
と沈黙。
佐々木の話し方からして、社長からだろうと気づくあかり。
受話器を置く、佐々木。
「あー、とにかく、鈴本さんはもういいから。俺と社長が今から先方に詫びに行ってくる。」
と告げる佐々木。
自分の失敗を自分で謝れないどころか、上司に、あまつさえ社長にまで謝りにいかせてしまうなんてと、蒼白になるあかり。
「この契約の件は俺が預かるから、鈴本さんは今ある書類間違いがないかしっかり確認すること!!」
いつもより強い語気で佐々木に言われ、びくっとしてしまうあかり。
そして、そのまま佐々木はネクタイを慌ただしく直しながら部署を出ていく。
その一部始終をみていた、加藤信江(かとうのぶえ)33歳が、
「あー、鈴本さん、やっちゃったねぇ。佐々木部長があんな顔するの久しぶりに見たよー。しかも、もりもりはんと商事様だなんてねぇ。」
そんな、自分だってまずい状況なのはわかっているのに。普段あまり話さない加藤に言われて、不安がつのるあかり。
とにかく、待つしかない、良い方向にいきますようにと祈りながら椅子に座り待つあかり。
17時。もう退社の時間だ。
みんな続々と帰っていく。話を聞いたらしい伊藤があかりに近寄って、心配そうな顔をしながら声をかける。
「先輩、気を落とさないでください。きっと佐々木部長がなんとかしてくれてますよ、ねっ。元気だして。」
「……」
ふと、気づく。後輩から声かけられても気づかないほど動揺してるんだわ、私。
「あ、ありがとう。」
「じゃぁ、先輩ごめんなさい、私この後、予定があるので先に失礼します。」
「えぇ、お疲れ様。」
と気のない挨拶をするあかり。
そこに、加藤も鞄をもって立ち上がり、
「ご愁傷様ー、部長が帰ってきたら肩でも揉んで、労ってあげなさいよ。」
と、嫌みを言ってくる。
あかりも、どう佐々木にお詫びすればいいかと考えてるなかで、こんな事を言われても不安で声がでなくなり、。
「はい。」
とだけ返事をする。
それを聞いて、
「じゃぁねぇー。」
と加藤。つられて伊藤も帰宅していった。
18時。
まだ、佐々木は帰ってこない。
19時。
20時。
社長室をのぞきにいったが社長もまだ戻ってきていないようだ。
21時、になる少し前にガチャっと扉の開く音が聞こえる。
反射的に立ち上がるあかり。
「はぁ、まだいたのか。」
と、うかない顔でいう佐々木。
「あ、あのぉ、どうだったでしょうか?」
手を前で握りもじもじと声を出すあかり。
「どうだったでしょうか?もなんもねぇよ。」
こんな、怖い口調で佐々木が話すのかと驚きながらも申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「あのなぁ、企業名はお客様の顔だぞ、はんとをばんとなんて書き間違えやがって、散々嫌み言われたわ。あと、お前が間違えた数字、先方の取引先にも影響でちゃって、大損害だとよ。」
想像した以上に悪い状況。悪い状況なんて想像だけで、現実は上手くいっているとどこか甘く考えていたがその希望は崩れていく。
「あ、あのぉ、私はどうしたら。」
と、落ち着きもなくもじもじと動きながら言うあかり。自分の頬に涙が伝っているのにも気づいてない様子だ。
「どうしたらって、とりあえずお前は、もりもりはんと商事様からは外れてもらう。」
「そ、そんな、せめてお詫びだけでも。」
と、懇願するあかり
しかし、
「お詫びは俺がもう済ませてきたよ!お前にそのお詫びができるか!土下座で済みましたっていうレベルじゃねぇぞ!」
と一喝され、あかりの顔は涙でぐちゃぐちゃになる。
「あのぉ、どんなお詫びを。」
後に、あかりはどうしてこんな事を聞いてしまったのかと後悔する事になる。
「はぁ?言ったらお前それを俺にできるのか?」
と、強く迫られるあかり。
「はい、どんな事でもします。申し訳ありません。」
と深々と頭を下げて謝るあかりに佐々木は暫しの沈黙の後にこう言った。
「まずは、土下座からだな。」
土下座か。予想できていた事だ、ここは素直に土下座して謝ろうと、膝を下り額を床につけて、
「この度は、申し訳ありませんでした。」
と、佐々木に謝罪するあかり。
少しの沈黙があった後、ガッと自分の後頭部を靴で踏みつけられる感触がした。
そ、そんな、頭を足で押さえつけられるなんて事されたの。と驚くあかり。
その頭上から、
「そこでワンと10回だ。」
考えてもいなかった要求をされる。まさか、そこまでの謝罪をこのご時世にさせる会社があるなんてと思いながらもあかりは素直に従う。
「わ、わんっ。」
「あと、9回。」
「は、、はいっ。」
「はい、じゃねぇ、わんっだ。」
「はい、わんっ、わんっ、わんっ、わんっ、わんっ、わんっ、わんっ、わんっ、わんっ」
「聞こえねぇ、もっと大きな声で」
と頭を押さえる足に力が入ったのを感じる。
「わんっ!わんっ!わんっわんっわんっ!わんっ!わんっ!わんっ!わんっ!わんっ!」
とできるだけの声を出す。どうせ、もう皆帰っている。聞かれるのは佐々木にだけだ。
佐々木に早く満足してもらおうと声を出すあかり。
「まぁ、こんなもんだな。」
と、やっと頭を開放してもらう。しかし、顔をあげて佐々木を見ると明らかにまだ終わっていないという表情をしている。
「じゃぁ、次だな。」
やっぱりかと、落胆するあかり。
「じゃぁ、次は上半身裸になれ。」
一瞬、凍り付く。
上半身裸?そんな事できるわけないじゃないかと、真顔になってしまう。
その顔を見た佐々木は、
「お詫びってのはなぁ、相手の心を不快な気持ちで満たしてしまったのを、こちらが嬉しい楽しいの気持ちで満たさないといけないんだ。だったらこっちが恥かいて謝るのは当たり前だろうが。」
と語尾を強めて説教をしてくる。
落胆するあかりだが、きっと脱ぐふりをすればきっと途中で、気持ちはわかったとか言って止めてくれるよね。そう思いながら、
「わ、わかりました。」
とワイシャツのボタンに手をかける。
襟元から一つ、二つと開ける。
三つ目、これをあけたら角度次第では谷間とブラが見えてしまう、チラっと佐々木を見るが、佐々木は無言でこちらを見つめるだけだ。
三つ目のボタンを開ける。自分の視界では自分の谷間とブラが目に入る。
ああ、今日、私、シャツから透けないように白の下着にしてたんだわと、ふと自分の下着の色の事を思い出す。
四つ目を開けたら佐々木にも見えるだろう。佐々木もきっと下着が見えたら満足してくれるはずだと思うようにし、おもいきって四つ目を開ける。
そして、そのまま佐々木を見つめる。
だが、考えが甘かった。
佐々木は、
「まだ、裸じゃないけど?」
と、言ってこっちを見るだけだった。
5つ目、6つ目を開け、シャツの前をはだけるあかり。もうここまでだ、この格好で許して。そう思いながら佐々木を見るが、
「気をつけっ!」
といきなり大きな声で言われて、反射的に気をつけの姿勢を取ってしまうあかり。谷間とブラ、小さいおへそがチラチラと外に露出する。
「胸を張って!」
そう言われるが、流石に我慢できなくなったあかりは、
「あのぉ、そろそろこれで勘弁してもらえないでしょうか?」
と困り顔で佐々木に懇願する。
しかし、佐々木は、
「は?いや、まだ裸じゃないじゃん。てか、早くしてくんないかな。もう定時すぎてるし、俺、君が謝罪したいって言うから早く帰りたいの我慢してるんだけど?」
「まだ続きがあるんだしさっさとしてくれ!」
全くこの段階で許してもらえなさそうな言葉を聞いてあかりはショックをうける。
「ほら、さっさとシャツを机に上において、ほら。」
と急かす佐々木。
早く帰りたいなら、早く帰ってよと思う。
自分から謝罪したいといったがそんな事はどうでもよく、早くこの場を終わらせたくて仕方なくなっていた。
「わ、わかりました。」
そう言い、シャツから腕を抜き、近くの机の上に置くあかり。
程よく白い肌に白いブラジャーに包まれたBカップの胸が露出する。
「なんか、シャツごしだとそれなりに見えてたけど実際はあんまりだねぇ。」
と、恥ずかしい事を言ってくる佐々木。
いや、そんな事いわないで。気にしてるのに。
セクハラで訴えらるとかを気にしていない佐々木の態度に恐怖を抱く。
自分の体を女性としてあんまりだねぇと言われた事に悔しさを感じて、また目頭が熱くなってくる。
「じゃぁ、次はそのブラジャーを取って。」
あかりはしぶしぶ後ろのホックに手をまわし外そうとするが、ためらってしまう。
もちろん、男性に自分の乳房を見せるのが恥ずかしいのだが、自分のコンプレックスの事を思い出す。
どうしてもあれを見られたくないと思い、ホックに手を回してからももたついてしまう。
すると、佐々木が、
「あのね、あかりさん。俺はね、これを自分の部下に見せるのも、恥ずかしいんだ。でも、君がどうしても謝罪をしたいっていうから見せてあげるよ。俺が先方にどう謝ってきたかを。」
と言い、おもむろに自分のシャツを脱ぎだす佐々木。
そして佐々木の上半身裸の姿を見て、驚くあかり。
そこには、30代にしてはそこそこにしまった男の裸、うっすらとだが割れている腹筋に男らしい肩幅の佐々木が立っている。
しかし、その右胸にはさかえやめぐる商事佐々木浩哉
左胸にはもりもりはんと商事様
そして、お腹には「この度は大変ご不快な思いをさせて申し訳ありませんでした」と、マジックで書かれていた。
そんな屈辱的な佐々木の上半身を見てあかりは、
「ほっ、ほんとうに、申し訳ありませんでした!!」
と深々と頭を下げて謝罪する。
そして、同時にブラのホックを外してブラを机の上に置いた。
腕で恥ずかしそうに胸を隠すあかりだが、
「はい、手は気をつけの姿勢!!」
と、大きな声を出す佐々木に反射してピシッと手を下にして、気をつけの姿勢を取る。
佐々木の顔を見ると少し嬉しそうに笑ったように見えた。
あかりは、「ああ、恥ずかしい。これは見られたくなかった」と思い、俯く。
「あれ、鈴本さん。左乳首は元気なのに、右乳首はそうじゃないね、恥ずかしがりやさんなのかな?」
と聞いてくる佐々木。
そうである。
あかりのコンプレックスは陥没しきった右乳首なのだ。
ストレートに聞いてくる佐々木に恥ずかしがりながらも、
「ごめんなさい。」
となぜか謝ってしまう。
すると佐々木はあかりを放置して、自分のデスクの方に歩きだす、そしてゴソゴソと引き出しを漁ると黒と赤色のマジックペンを持ってきた。
そして、あかりは残念な気持ちになる。
ああ、やっぱり私も裸に謝罪文を書かされるのね。
そう思いながら、気をつけの姿勢で待つあかりに、思いもしていなかった言葉を言われる。
「あれ、まだこれじゃぁ同じにならないな」
と、意味不明なことを言い出す佐々木。
なによ、あと謝罪文を書けば同じでしょと思いながら俯きながら上目づかいで佐々木を見る。
「それだよ、それ、その恥ずかしがりやさんな右乳首。それじゃぁ、隠してるのと同じだろ?ほら俺なんてしっかり見せてるんだから」
と、そう言い自分の右乳首をペンで指し示す佐々木。
「そ、そ、そんな。これは生まれつきで、どうしようも。」
言いながらもうっすらと気づいてしまっている。佐々木は陥没しきっている私の乳首を勃起させろと言っているのだ。
恥ずかしさに打ち震えながらも、佐々木に
「あのぉ、どうしたらよろしいでしょうか?」
と、聞く。
「そんな事もわからないの?」
と、言いながらあかりに近寄る佐々木。
そして急に右乳首に痛みが走り思わず後ろに下がるあかり、バランスを崩して近くにあった机に身体が当たる。何があった?と一瞬困惑するあかりだが、右手を上にあげてこちらを見る佐々木を見て理解した。
佐々木に右乳首を引っ張られたのだ、しかも力強く。
抗議の言葉よりも自分の乳首がどうなっているかを先に確認する。少し赤くなっており、わずかにだが乳首が飛び出そうとしているのがわかる。
そこに間髪いれずに佐々木の右手が伸びて、あかりの右乳首をひねり潰してくる。
「あぁぁん、あふぅぅぅ。」
異性だけじゃなく、同じ女性にも聞かれた事のないような声を漏らしてしまう、あかり。
「ちょ、ちょ、ぁ、ぁん、ぁふ。」
「待ってください。」と、言いたいあかりだが、佐々木の強い指先で陥没した右乳首をごりごりとしながら引っ張り上げる力に言葉にならない声を上げてしまう。
そうしている間に次はおへその当たりにこしょばゆい感覚が走る。
佐々木はへそに左人差し指を挿しこみコショコショとしているのだ。
初めて男性に自分の大切な所をふれられているのにかかわらず感じてしまった、あかりの口からは、
「あ、あんっ、あ、ふぅ、んぎぎぃん」
と、恥ずかしい声が漏れる。
右乳首をゴリゴリされながら引っ張られて次には乳頭にまでコショコショとした感触が走る。
「ほら、これでどうだ」
その声と同時に右乳首とお臍の快感に開放されるあかり。
右乳首は左乳首動揺に顔をすっかりと出していた。いやむしろ左乳首より元気なほどに赤くなり、隆々と勃起する右乳首がそこにはあった。
「せ、せくはらでしゅよっ!」
と、抗議の声も裏返ってしまうあかり。
佐々木は、気にもせずに赤色のマジックペンの蓋をとり、あかりの身体にそのペンを向けてきている。
「ほら、そんな姿勢じゃ書けないじゃないか。早く気をつけの姿勢に戻りなさい。」
そう言う佐々木に、何を言ってるんだと思ったが、佐々木の身体に書かれている謝罪文をみて、声がでなくなってしまう。
この人も同じ恥ずかしい思いをしたんだわ。私も罰を受けなきゃという感情が沸き、抗議の声が出せなくなる。
そして、うな垂れたように手を下にするあかり。右乳首にはじんじんとした痛み。そしてお臍にはまだこしょばゆい感覚が残っている。
「よーし、じゃぁ動くなよぉ。」
そう言い、佐々木はあかりの右胸にさかえやめぐる商事鈴本あかりと書く。
そして、くるっと、円を書く感覚があった、なんと乳輪にそって赤丸を書いてきたのだ、おもわず抗議の目を向けるあかりだが、佐々木は気にもせずに次は黒色のマジックの蓋を外して左胸に佐々木浩哉様と書いて、左乳輪にもなぞるように円を書いてきた。
「ふぅ」
とため息をつく佐々木。
ため息をつきたいのはこっちよと思いながらもあかりは自分の今の恥ずかしい姿に抵抗する気が失せてきていた。
そんなあかりに気づいてなのかわからないが、佐々木はまたも追い打ちをかけてくる。
「あのさぁ、せっかくこっちがお前の謝罪を手伝ってあげてるのになんでそんなに協力的じゃないの?」
と、理解不能なセリフ。
「ほら、右乳首。またかくれんぼしちゃってるよ?」
そう言い、黒色のマジックペンを陥没してる右乳首に埋め込んでくる。
「何?ここにペンをしまってくださいとでも言いたいの?」
と笑う佐々木に、恥ずかしさの限界に達してしまうあかり。
「い、いやぁ、勘弁してください。乳首が、乳首がまっくりょになっちゃうぅ。」
と泣きながら言うあかり。
しかし、佐々木は手をとめずに右乳首にペンを埋め込みぐりぐりとする。押し込んだペンを中で円を描きながらぐりぐりされる快感にあかりの膝は崩れ落ちてしまい、近くにあった椅子に身体をぶつける。
そんな様子に笑いながら手を伸ばす佐々木。
自分をこんな目にあわせているのはこの男なのに、佐々木の身体を見るたびに逆らう意識をそがれてしまう。
佐々木に起き上がらされたあかりだが、
「ほら、気をつけ!」
と言われ、またも気をつけの姿勢を取らされる。
そして、お腹にも「この度は、大変ご不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした」と書かれる。
「じゃぁ、次は自分でその隠れ上手な右乳首を出してみようか」
佐々木の無慈悲な声が聞こえた。
佐々木の言っている意味はわかる。自分の手で敏感になりはじめた乳首を引き出さなければいけないのだろう。
そう考えただけで、またも倒れそうになるあかりだが、佐々木の早くしないかという目をみて焦る。
右手を自分の胸にそっとあてて一指し指を陥没した乳首にいれるあかり、先端をコリコリと刺激をする。
「ぁ、ぁん。」
その様子を腕を組んでじっと見つめる佐々木。
恥ずかしい、ずっとこっちを見てる。早く終わらせたい。
そんな事を考えながら右乳首の先端をかりかりと刺激するあかり。
しかし、刺激とは裏腹に男に見られながらという緊張のせいか中々穴からでてくれない乳頭。
どれくらい刺激しただろう、体感的には5分はしている気もしたが実際は1分程自分で愛撫をしていた。
まだ、出てきてくれない。何でなの?と、焦るあかりに佐々木が、
「下手くそだなぁ、自分でオナニーもしたことないのか?人差し指だけだから駄目なんだ。ほらこうやって、親指、人差し指、中指を使ってだなぁ」
そう言いながら佐々木の手があかりの胸に伸びる
「グリグリッっと!引っ張りあげるんだよ!」
そう言いながら強烈な力で引っ張りあげられたあかりの右乳首はまた、見事にその乳頭を外の世界に出してきた。
「ああぁんっ!ぁ、ぁ。」
一瞬、絶叫を上げたあかりだがそのじんじんとした痛みにまた吐息をもらす。
ああ、またきっと赤く腫れあがっちゃってるわ。とそう思い自分の右乳頭を確認するが、そこにはマジックで赤黒くなった乳首があった。
「おいおい、今日だけでピンクから真っ黒のやりまん乳首になっちまったなっ。」
佐々木は笑いながら言ってくる。
「ほら、次は自分でやらないとまた直ぐにもどっちまうぞ?」
そう言われて、焦ったあかりは自らの右親指、人差し指、中指を使って戻りそうになる乳頭をつまんで引っ張り上げる。
「ふ、ふぅんん。」
その姿に満足したのか、佐々木は頷きながら、
「じゃぁ、最後の指示だな。その姿のまま腕を頭の後ろで組んで、がに股になれ。そして、さかえやめぐる商事の鈴本あかり23歳です。佐々木様、この度は私のミスでご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。と言え。」
お詫びのセリフはまだしも、そんな恥ずかしいポーズをしながら言うなんて、また涙ぐむあかりに、
「俺もそれでようやく許してもらえたんだけどなぁ。あかりさん、自分で俺にお詫びしたいって言ったんだよね、じゃぁ、最後までやってくれないとさ、俺は絶対に許さんぞ!」
そう語尾を強める佐々木に、あかりは反論できなくなる。
「ほら、まずは手を頭の後ろで組む。」
恥ずかしさのあまり胸の前で手がとまるあかりに、
「ほら、さっさとせんか。」
と佐々木の檄が飛ぶ。
「は、はぃ。」
消え入りそうな返事をしながら手を頭の後ろで組むあかり、自分の恥ずかしい胸を隠すものは何ひとつなくなる。
「はい、次はがに股、がに股わかるよね?ほら、がばっと足開いて。」
右足をじりじりと動かし肩幅くらいに開いて軽く膝を曲げて腰を落とすあかり、すすっとスカートが捲れる感覚があった。
「いやいや、それがに股になってないから、ほらその倍は開かないと。」
そう笑いながら言う佐々木。
そんな佐々木を見つめながらあかりは言われた通りに足を広げていく。
「よし、その辺りだな。」
「そしたら、ほら、もっと膝を曲げて。」
早く終わってという感情からあかりは素直に従って膝を曲げる。スカートの裾が更に捲れあがってくる感覚があった。
「よし、そのくらいだ。それ以上膝を曲げたら、あかりさんの一日履き続けた汚いパンツが見えちゃうからな。そこまでだ。」
そう言う佐々木に、
「な、き、汚くなんかないです。。」
と弁明をする。
それを聞いて佐々木は、
「ふーん、そうなんだ。まぁ、とりあえず、さっさとさっきのセリフを言って謝ってよ。終電まで時間もないしさ。」
と冷たくあしらう。
実はこの時、佐々木にはあかりの白いパンツの先端が十分に見えていた。
ふん、上下とも白のコーデか、清純ぶっちゃってと思う佐々木。
悔しさでいっぱいのあかりだが、言われた通りに謝ったら解放されるだろうという気持ちで、お詫びのセリフを思い出しながら口に出す。
「さかえやめぐる商事の鈴本あかり23歳です。」
そう俯きながら言うあかりに、
「いやいや、何で、そんな顔を下に向けながら自己紹介してんの?自己紹介って相手に自分の顔を覚えてもらう儀式だよ?そんな事もわかってないの?だから、今回みたいなしょっぼいミスするんだよなぁ。」
佐々木からの説教にまた涙を流すあかり。この時にはもう鼻からも水が垂れだしていた。一度流れだしてしまった鼻水はとまる事もない。むしろ、恥ずかしさと悔しさのあまり鼻水をすすろうという事さえ忘れて泣いているあかりの姿があった。
「す、すびばぜん。」
もう泣くのが大人の女性として駄目とかそんな事を考えられなくなったあかりは大量の涙を流しながら佐々木に謝る。
それなのに、佐々木は、
「はっ、すびばぜん。って何言ってるのか全然わかんないよ。すみませんって言いたいの?そもそもすみませんでも間違ってるよ、ほら、さっきちゃんと謝罪のセリフ教えてやっただろ?もう忘れたのか?全然ダメな奴だなぁ。」
「ひ。ひぃぃ、うぐっ、うぐ」
確かにこの状況は自分のミスで作りだしてしまったんだと思ってしまっているあかりは申し訳ありませんという気持ちで頭がいっぱいになっていた。
「ほら、ちゃんと顔をあげて。俺の目を見る。」
そう言われて、あかりは顔を上げ佐々木の目を見る。
その時、佐々木は優しい顔で笑みを浮かべていた。
あかりは、上半身裸で身体に謝罪文まで書いて、かつ両手を頭の後ろで組み、足はガニ股でスカートは捲れあがっており、顔面は涙と鼻水でいっぱいな状態なのに、なんでそんな優しい顔をしているのっと一瞬戸惑う。
そんな表情の佐々木に今の自分を見られてるという事を一瞬冷静に考えてしまった。
これが駄目だった。
あかりは、佐々木という男に今までの人生で一番屈辱的な姿を見せているという事に思考が停止ししてしまい、身体が動かなくなる。
「はい、じゃぁ、謝罪の言葉。」
なおも、優しい笑みを浮かべながら続きを要求してくる佐々木。
口が動かない。涙と鼻水はとめどなく溢れているが言葉が出てこない。
「ぁ、、ぁ、、、ぁ、ぁぁ、、ぁ。」
声を出そうと必死になるあかり。
「聞こえなかったかな?ほら、次は謝罪の言葉だよ。」
そう言う、佐々木とあかりは目があったままだ。
30秒ほどはしただろうか。完全停止してしまうあかり。この金縛りはいつ解けるのだろうか、声を出さなきゃ声を出さなきゃと思考がめぐる。
そんな時、急に股間から「バンッ!!」という音がして激痛が走る。
「あっ、あーん、んぁああああああ。」
と足を閉じて立ったまま悶えるあかり。何が起きたのか理解ができない。
そこに、
「ほら、足はがに股で!」
と声が聞こえて、反射的にまた足を開くあかり。
そして、そこには信じられない光景が。
なんと佐々木が、あかりの股間を右足で蹴り上げてきたのだ。
がに股ポーズでそこには白色のパンティしか抵抗する物のないあかりの股間を容赦なく蹴り上げる佐々木。
「あああああ、んんんん、いだいぃぃ、いだいよぉぉ、んんんんー。」
と悶えるあかりに佐々木は、
「シカトは良くないぞぉ、それじゃぁ、仕事が駄目どころか人間として駄目だなぁ、本当ダメダメ。」
「んんん、痛いよぉ、痛いぃぃ。」
と座り込んでしまう。
「ほら、声が出るじゃないか、もたもたしないで今のうちに俺に謝ってくれよ。」
そう佐々木に諭されて、
「はぃい゛。」
と股間を押さえながら立ち上がるあかり。
「ほら、手は頭の後ろ。」
そう言われて股間から手を放そうとするあかりだが押さえていないと痛みに耐える事ができない。
そんなもどかしいあかりを見てか佐々木が近寄り、ぐいっとあかりの腕を掴み頭の後ろで組ませる。
そして間髪、いれずに、
「次はがに股!」
と言い、佐々木は右足をあかりの左足にあててぐいっと無理やり大股開きにしてから、
「膝は曲げる!」
そう言いながら肩と太ももを下に力強く下げてあかりをさっきのがに股姿勢よりも腰を落として、足を開ききった体勢にしてしまった。
勿論、白いパンツは丸見えになってしまって恥ずかしいポーズになるあかり。
だが、あかりにはまだ消えない痛みがありそれを抑えることもできない状態で足を開かされる。
股間へ走る痛みからか、とうとう口からもダラリと涎を垂らしてしまう。
「んん゛っ。ちょ、ちょっと、待って、、ぁあ゛、ちょっと待って下さい。」
あかりは涙、鼻水、涎を垂れ流した顔で佐々木に許しを請う。
「待ってって言われてもなぁ。もう終電も近いんだよっ。それともあれか?明日の朝までこんな格好してここに居たいのか?」
そう言う、佐々木には先ほどの笑みがなくなっており、怒っているようだ。
「ああ、もうまた隠れやがって。」
と、そうあかりの耳に聞こえたその時には、また右乳首に痛みが走る。
グリグリとされながら引っ張りだされるあかりの乳頭。
佐々木は一度手を離し、また
「もう二度と隠れるなよっ。」
と言いながら何故か左の乳首も右の乳首と同様にゴリゴリっとしながら引っ張りあげる。
「あ゛ぁあああっ。」
そう叫びながら、あかりはついに痛みからチョロッチョロッと失禁までしてしまった。
「い゛ぃ、ぃ、ぃやぁぁ。。ふぇぇぇえん。」
泣きながらもその態勢を崩すことのできなくなってしまっているあかりは、
「さかえやめぐる商事鈴本あかり24歳です。佐々木様この度は、、」
と謝罪のセリフを早口で言おうとする。
しかし、
「小便垂らしながら言う事か!まずは小便を止めなさい!」
「あー、俺の左手があかりのまっ黒乳首のせいで汚れちまってる。」
と言い、佐々木はペンで汚れた左手の親指人差し指中指をあかりの白いパンツの大事な部分にあてて尿を浴びながらパンツにこすりつける。
「尿道はどこだ?俺がおさえてやる」
そう言う佐々木。
あかりはまだ、少し痛みを残している股間に言いようのない感触を覚える。
つい最近、買ったばかりの新しいパンツが黒くペンで汚れていく。
最近、好意を抱いている壇と、もしかして下着を見せるような展開になったら、この下着で。そう淡い期待も持って買った下着であった。
しかし、それ以上に、あかりは佐々木をとめなければいけないと思い焦る。
「ああん、挿れないでぇ。まだ、誰ともした事ないんですぅぅうう。」
そう泣き叫ぶあかり。聞いてもいない情報を混乱のあまり叫んでしまう。
それを聞いて佐々木は、
「おいおい23歳でまだ処女か?女としてもダメダメなんだな。」
と、あかりを揶揄う。
もう考える事が怖くなったあかりは早く終わらなきゃ早く終わらなきゃと焦りだす。
「わだぢはっ!」
「わたちは!さかえやめぐる商事のっ!すずもとっ!あかりでちゅ!この度は」
バシンッ!
今度は左頬に痛みが走る。
「胸を張って、しっかりと謝罪相手の目を見る!」
「はぃい゛っ!」
あかりは胸を突き出し、佐々木の目を見ようとするが一瞬視界に入った自分の赤黒くなった右乳首に戸惑う。
心配な感情を押し殺して佐々木の目をみつめる。
ようやく、小便が止まりだしたあかり。
「ほら、落ち着いて言うんだぞ、大声で。」
またもや、優しい笑みを浮かべながら言う佐々木。
しかし、その瞳は笑っていない事に気づく。
22時半になろうか、ビルの中は一室だけを除き暗くなり、その明かりの灯った部屋には、
上半身裸で、身体には情けなく謝罪の言葉を書かれて、右乳首は赤黒く。
そして、手を頭の後ろで組んでスカートが捲れあがって尿で濡れた白いパンツが露出するほどに足を開かされ、顔は涙と鼻水、涎に汚れ、足元には尿の水たまりを作った女の姿があった。
「ふぅぅううう。」
と深呼吸をするあかり、いつの間にか胸を張って、大声でという命令が追加されている事にも気づいていない。
あかりは最後の力を振り絞って、
「わだしっ!さかえやめぐる商事のすずもとっ!あかりはっ!23歳しゅ!」
一応は聞き取れる言葉を大声で叫ぶあかり。
防音ビルのこの建物では外の人がこの事態に気づくこともない。
「佐々木様っ!この度は大変ご不快な思いをさせてっ!もうしわけっ!ありませんでしあっ!」
その謝罪を受け、佐々木は、
「よーーし、なんとか謝る事くらいはできる人間になったな。」
と言い、服を着替えなおしながら、
「終電まじかだから急いで帰れよー、それと明日も絶対に出勤するように。来なかったら今日の事、みんなに話しちゃうからなぁー。」
そう笑いながら言う佐々木。
シャツを着て、鞄を持った、佐々木は最後に、
「じゃぁ、そこのくっさい水たまりはしっかりと綺麗にしてから帰るんだぞ」
そう言い残して、佐々木は部屋から出て行ってしまった。
放心状態で膝から崩れ落ち、頭から尿の水たまりにダイブしたあかりを残して。